私共、社会福祉法人幸真会たんぽぽは、平成14年4月に開所致しました。
市の中心部に位置し、南に渡良瀬川が広がり、北に織姫山の赤いお宮を臨み、風光明媚な上、交通の便も良く環境に恵まれております。お隣の幼稚園や地元小学校との交流は、お年寄りの皆様に元気を頂いております。開設以来、利用者様や地域の皆様、ボランティアの皆様、そして関係各位のご協力ご支援により今日を迎える事が出来ましたことを感謝お礼申し上げます。
思えば、たんぽぽ開設に備えご満足頂ける施設作りを目指し、福祉の先進国北欧へと視察に参りました。北欧の各施設は、福祉の基本であるノーマライゼーションの理念を見事に貫いているのです。高齢者の方々に一方的に手を差し伸べるのではなく、要望に応じて決して大袈裟でなく普通に生活するようにケアして差し上げる、こうして自立心を養うことが元気の源だそうです。ポールゲームや手芸を楽しんでおられる方々、面会に来られた家族と談笑する方、皆さんとてもお元気!!
そして今でも脳裏に焼き付いておりますのが、こちらでは見たことのない、行く先々で群生したたんぽぽの美しい黄色でした。この時、「たんぽぽ」の施設名は誕生したのです。日の当る処ばかりでなく、日陰のたんぽぽも太陽に向かい、自力で茎を精一杯伸ばし可愛い花を咲かせます。頼り切りで筋肉を衰えさせてはいけないのですね。積極的に動いて適度な運動をし、いつまでも若さを保ち元気にお過ごし願いたい一念から名付けたのです。
ゆえに、たんぽぽでは利用者様の「したい」という気持ちを大切にし、少しでも生活機能向上に向け、自立支援の取り組みをおこなっております。職員一同質の高い介護を目指し、日々精進して参ります。
社会福祉法人 幸真会
理事長 松村 滋子